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2026 年 4 月 16 日
Appleは自社製品の再生素材使用率が過去最高に達し、環境への取り組みをさらに加速させています
新たなマイルストーンには、パッケージからのプラスチックの排除、Apple製バッテリーでの100パーセント再生コバルトの採用、Appleが企業活動で使用する水資源の半分以上の補給などが含まれます
Appleは、2025年に出荷したすべての製品にわたる再生素材の使用率が、過去最高の30パーセントに達したと発表しました1。この実績は、Appleの様々なチームやグローバルサプライチェーンとの緊密な連携によるイノベーションの成果です。この取り組みの一環として、Appleは現在、すべてのApple製バッテリーに100パーセント再生コバルト、すべてのマグネット部品に100パーセント再生希土類元素を採用しています2。さらに、パッケージからプラスチックを排除するという目標も達成し、Apple製品は現在、家庭でも簡単にリサイクルできるファイバー素材のパッケージで出荷されています3。
「Appleは、この世界をより良い姿で未来に残すべきだと心から信じており、その信念のもと、あらゆることに取り組んでいます。地球を保護する取り組みにおけるこれらのマイルストーンは、野心的な目標が強力なイノベーションの原動力にもなり得ることを示しています。そして、これまでと変わらず、私たちはこのような前進をより一層進めていきます」と、AppleのCEO(最高経営責任者)であるティム・クックは述べています。
この度公開された今年の環境進捗報告書(英語PDF)で示されているように、Appleは、2030年までにApple全体のカーボンフットプリントをカーボンニュートラルにするという野心的な目標であるApple 2030に向けて前進しています。2025年のAppleの温室効果ガス排出量は2015年比で60パーセント以上削減した水準を維持しており、事業が大幅に成長した年においても2024年からの水準を保っています。報告書では、再生可能エネルギー、素材に関するイノベーションとリサイクル、水資源の保全、廃棄物ゼロなど、その他の進捗状況についても取り上げています。
「Appleのビジネスのあらゆる面で、私たちはイノベーションとコラボレーションが、どのように大きなアイデアや力強い野心を測定可能な進歩へと変えることができるかを示しています。再生素材の利用拡大から、パッケージからのプラスチックの排除まで、私たちは人々と地球のために、より良い方向へ、より積極的に取り組む意欲をかきたてる新たな基準を打ち立てています」と、AppleのCOO(最高執行責任者)であるサビ・カーンは述べています。
Appleでは、社内のチームやパートナー、世界中のお客様とともにアースデイを記念し、その一環として、対象のApple Store直営店4にApple製デバイスを持ち込んでリサイクルするお客様のために特別なキャンペーンを実施します。以下に、環境に関する取り組みにおけるAppleの前進を紹介します。
再生素材に関する新たな基準を打ち立てる
2025年に出荷したすべての製品にわたる再生素材の使用率が過去最高の30パーセント達したことに加え、Appleは昨年、一部の部品に再生素材の使用に関するいくつかの目標を達成しました。現在、すべてのApple製バッテリーには100パーセント再生コバルトが採用され、すべてのマグネットには100パーセント再生希土類元素を採用されています。さらに、自社設計のすべてのプリント回路基板のメッキに100パーセント再生金、はんだ付けに100パーセント再生スズを採用しています。原材料か再生素材かを問わず、Appleはあらゆる素材を責任ある方法で調達し、サプライチェーン全体で人権と環境に関する高い基準を推進しています。
プラスチック排除に向けたイノベーション
Appleは昨年、100パーセントファイバー素材を使用したパッケージへの移行を完了し、2025年までにパッケージからプラスチックを排除するという誓約を果たしました。過去10年間にわたり、Appleのエンジニアとデザイナーは一般的なパッケージ素材の代替品を開発し、プラスチック製のスクリーンプロテクターやトレイを、再生素材や責任ある方法で調達した紙製のものへと置き換えてきました。また、パッケージをよりリサイクルしやすくする工夫として、新しいStudio Display XDRなどの大型の箱は、家庭でリサイクル回収に出しやすくなるよう、小さなパーツに折りたためるデザインになっています。Appleは、過去5年間だけで1万5千トン以上のプラスチックの使用を回避し、これはペットボトル約5億本に相当します5。
次世代のリサイクルテクノロジーへの投資
自社製品での再生素材の使用が拡大する中で、Appleは製品寿命を終えたデバイスから最大限に素材を回収するのに役立つ新たなテクノロジーも開発しています。Appleは、カリフォルニア州のAdvanced Recovery Centerにある、世界有数の新しい電子機器リサイクルラインであるCoraを発表しました。米国で設計され組み立てられたCoraは、精密な破砕技術および先進的なセンサーテクノロジーを活用して、業界の基準値をはるかに上回る素材回収率を達成しています。また、Appleでは、機械学習を活用した新しい検知システムであるA.R.I.S.も開発し、リサイクル過程での効率的な分別と電子廃棄物の仕分けを促進しています。Appleは現在、Mac miniで稼働するA.R.I.S.ソフトウェアを活用して、リサイクル業者のパートナーとともに、現場で実装可能な新しいリサイクルツールの試験運用を行っています。
Appleのフットプリント全体における再生可能エネルギーの拡大
Appleに直接納入を行うサプライヤーは昨年、サプライヤークリーンエネルギープログラムの一環として20ギガワット以上の再生可能エネルギーを調達し、3,800万メガワット時以上の電力が生成されました。このクリーンな電力は、米国の340万を超える世帯が1年間で消費する電力をまかなうのに十分な量です6。Appleはさらに1.8ギガワットの再生可能エネルギーを調達し、Appleのオフィス、直営店、データセンターを100パーセント再生可能な電力でまかなっています。また、Appleは、お客様がApple製品の充電や給電に使う電力を100パーセントクリーンな電力でまかなえるように、世界中で新たな再生可能エネルギープロジェクトを推進し、Apple 2030の目標に向けて前進しています。
世界中の淡水資源の保全と補給
昨年、Appleとそのサプライヤーは170億ガロン(約640億リットル)の淡水資源を節約しました。これはオリンピック規格のプール約2万5千杯分を満たすのに十分な量です。また、Appleは企業活動全体で水資源の保全を推進しています。2030年までに、取水したすべての淡水資源を補給できるようにする取り組みを行っており、流域単位での水資源の保全、回復、確保を目的とした革新的で長期的なパートナーシップを通じて、Appleの世界中の施設を支援しています。2025年、Appleが契約したプロジェクトによって、Appleの世界中のオフィス、データセンター、Apple Store直営店を支えるために取水した量の半分以上が補給されました。さらに現在、Appleが所有する8つのデータセンターすべてが、水資源保全に関するAlliance for Water Stewardship(AWS)の認証を取得しています。
最も炭素排出量の少ないMacBookを発表
今年、Appleはこれまでで最も炭素排出量の少ないMacBookとなるよう一から設計したMacBook Neoを発表しました。全体で60パーセント再生素材を使用したMacBook Neoは、バッテリーに100パーセント再生コバルト、すべてのマグネット部品に100パーセント再生希土類元素を使用するなど、Apple製デバイスの中で最も多くの再生素材が使われています7。美しく頑丈な筐体は、従来の機械加工法と比較して原材料の使用を半分に抑える、材料効率に優れた成形プロセスによって製造されています。また、製造工程での水資源の保全のため、Appleとそのサプライヤーは強化された新しい酸化皮膜処理を開発し、70パーセントという水の再利用率を達成しました。水を大量に使用する従来のプロセスから、水を連続的に再生し再循環させるクローズドループシステムに移行したことで、淡水を最も重要な用途のみに温存することができます。Appleは、この酸化皮膜処理を今後数年でその他の製造ラインに拡大する取り組みを行っています。
廃棄物をゼロに
世界中のすべての施設におけるリサイクル、堆肥化、廃棄物削減の取り組みを通じて、Appleは昨年、廃棄物転用率75パーセントを達成しました。今年、Apple Fifth Avenueは、TRUE Zero Waste Certificationを取得したApple初の直営店となりました。この認証は、廃棄物の90パーセント以上を埋め立てから転用した施設に与えられるものです。Apple Fifth Avenueは、すでにこの認証で最高ランクを取得している5つのデータセンターと4つのAppleキャンパスの仲間入りを果たしました。サプライチェーン全体では、400のサプライヤーの施設が積極的にAppleの廃棄物ゼロプログラムに参加し、Appleとそのサプライヤーは2025年、60万トンを超える廃棄物を埋め立てから転用しました。すべてのApple製品は引き続き、埋立廃棄物ゼロで運用している最終組み立て施設から発送されます8。
Appleと一緒にリサイクルしてアースデイを記念する
Appleのアースデイの取り組みの一環として、4月16日から5月16日まで、対象のApple Store直営店で対象となるApple製品をリサイクルすると、AirPodsまたはApple製アクセサリを10パーセント割引で購入できます。Appleに持ち込まれた製品は無償でリサイクルされ、入念に検査されます。条件を満たすデバイスは、DaisyやCoraなど、Appleの先進的なリサイクルシステムに送られて、さらに処理されます。
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- Appleは、ISO 14021の規格に従って再生素材を定義しています。出荷された製品に含まれる再生素材の総量は、製品の材料組成やユニットの販売数量によって決まります。
- 交換および修理のための在庫、および会計年度末以前に購入されて現在消費されている、素材の総使用量の0.1パーセント以下を占める余剰在庫を除きます。
- Appleは、パッケージからプラスチックを排除し、100パーセントファイバー素材を使用したパッケージへ移行するという目標を達成しました。現在製造されているすべてのパッケージは100パーセントファイバー素材で作られています。Appleの目標には、パッケージに使用されるインク、コーティング、接着剤は含まれません。プラスチックを含むパッケージで出荷された既存の在庫品は、廃棄を避けるため、完売するまで販売されます。このカテゴリーは、2025会計年度のAppleのパッケージの総フットプリントの0.4パーセント以下を占めています。
- 2026年4月16日から2026年5月16日の期間に、対象となるApple製デバイスをリサイクルし、同じ取引で対象となる新しいAirPodsまたはアクセサリを購入するお客様が利用できます。Apple Store直営店限定です。その他の条件については、apple.com/jp/promoをご覧ください。
- 2021年から2025年の節約の値については、各年の販売数量に、各製品ラインにおけるユニットごとの前年の推定プラスチック使用量を掛け、その結果からその年の推定プラスチック使用量を引いて算出。ペットボトルの値は、各ボトルの重量を30グラムと想定。
- 出典:米国環境保護庁温室効果ガス等価計算ツール(英語):epa.gov/energy/greenhouse-gas-equivalencies-calculator
- 製品に含まれる再生素材または再生可能素材の割合は、デバイスの総質量に対する認定取得済み再生素材の質量の割合です。パッケージや同梱のアクセサリは含みません。
- Appleのサプライヤーとなって1年以上が経過した、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirPods、HomePod、Apple TV、Apple Vision Proの既存の最終組み立てサプライヤー施設はすべて、UL Solutions(UL2799)による、Environmental Claim Validation Procedure(ECVP)に対する埋立廃棄物ゼロの第三者認証を取得しています。UL Solutionsによる埋立廃棄物ゼロ認定を受けるには、廃棄物発電以外の方法で廃棄物を90パーセント以上転用する必要があります。